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大学の空席待ち番号366

ドイツには大学入学試験が存在せず、入学資格を取得する古典的な方法は、ギムナジウムや総合学校の高校過程の卒業試験に合格する事だというのは、一般に知られていると思うが、これは何しも、誰しもが希望する大学の学部学科にいけるということではない。

しかもこの卒業試験(通称アビトゥア)というのが、実は最後に実際にある筆記試験などだけを指すわけではなく、高校最後の二年間の総合成績が卒業成績の3分の2を占めているという事実を知っている人は多くない。

日本では、例えば私大の文系を受けると決めた生徒は、早い段階で数学や理系科目などは捨てている。

片やドイツでは、高校最後の二年間の総合成績の中には、ドイツ語、第一外国語、数学、歴史、社会学、宗教か哲学、音楽か美術、理系選択科目、社会選択科目などが、必ず含まれているため、主要教科などは前期の二回目の筆記試験までは手を抜く事はできない。

なぜなら大学の学部学科の半分は、アビトゥアの成績で足切りをするからである。

いくら希望する学科の成績がよくても、総合成績が良くない事には足切りになってしまう。

日本のように毎年試験を受ける訳にはいかず、取ってしまった成績で、入学許可がでるまでの数年を待たなければならない。

希望する大学学部の類似の学科に入学し、途中で空席がでた時にでも、転科することも不可能ではないが、転科できるという保障はない。

通常、大学は20%アビトゥアの成績が上位の者を、20%空席待ちの期間が最長の者を取り、残る60%独自の選出方法で選抜する。

因みに昨年、NRW州州都にあるハインリヒ・ハイネ大学の生物化学の状況は、アビトゥア成績枠で入った学生の平均成績は1,4、空席待ちで入った学生の最後尾は2,5で2年待ち、大学が独自選抜した学生の最後尾は2,0で半年待ちであったという。

足切りのある大学学部学科の冬季の応募締め切りは毎年7月15日で、次男も4校に応募したのだが、18日にミュンヘンのルードヴィッヒ・マキシミリアン大学(通称ミュンヘン大学)から合格通知が来てから、他の大学からは何の音沙汰もなく、次男よりも親の私の方が多少、焦り始めていた。

けれども水曜日の夜に、次男とほぼ同じ教科を取り、ハインリッヒ・ハイネ大学を希望していたコースメートが、大学から通知が来たが、その結果が空席待ち番号366だったという知らせをラインで送ってきたため、次男が木曜の朝に確認したところ、合格していた。

通常、生徒は複数の大学学科に応募するため、8月中旬頃の入学手続きが終わらない事には、実際に入学してくる生徒数が大学側でも予測がたたない。結果、欠員がでることはしょっちゅうで、繰り上がり合格や、同じ位の成績の生徒を集めて抽選となることもある。

しかし定員50名であるため、コースメートが繰り上がり合格になるのは、難しいと思われる。

このコースメートは真面目な生徒で、理数系の筆記試験の成績は次男と同じ位に優秀なのだが、文系科目で足を取られるとともに、物静かなため、総合成績の3分の1を占める平常点が思うように取れなかったのである。

彼の第一希望は自宅から近いハインリッヒ・ハイネ大学であったが、滑り止めに州内の他大学の同学科にも複数応募している。けれども、どこかに入れるという確証はない。理系学部はその多くが秋にしか始まらないため、一年以上、待つ事にもなりかねない。
願わくば彼が今年度、どこかに入学できるよう祈るのみである。

Chiemsee1.png
ドイツ人伴侶が発作的に計画した4泊5日のバイエルン旅行で行ったChiem湖の
Herren島にある宮殿の庭園 



今回も最後までブログをお読みくださり有難うございます。昨日、漸く3校目の合格通知が来ました。
ミュンヘンとは対称的な北のキール大学からでした。残るはハノーファー大学のみ。早く通知が来て、次男が決めてくれないことには、最終的な計画が立てられません。勿論、半年や一年は最低またなければならない学生組合の寮には応募を済ませていますが、そこに入れるまでの期間に住む場所を捜さなければならず、そういう学生アパートは私設のため、非常に高いわけです。遅くなればなるほど、高い所しか空きがなくなるわけなので、連日30度を越す暑さの中でも冷や冷やしています。

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記事を読んだ知人から、コースメートの成績を訊かれました。彼の成績は2,1で、学校の平均が確か2,3位だったと記憶していますので、平均より上の生徒です。理数科目の筆記は1なのですが、文系科目が振わなかったようです。

NRW州を含む大半の州は、主要教科であるドイツ語、第一外国語、数学のうちの2科目がアビトゥアの最終試験になっているため、どうしてもドイツ語か第一外国語は外せないわけで、彼も英語を口答で受けたわけですが、結果は良くなかったようです。

一昨日、バイエルン州のアビトゥアも再度調べたのですが、ドイツ語、数学はなんと筆記で、第一外国語は筆記か口答で受けるようになっていました。また今年に入ってからブログにも書きましたが、海外のドイツ人学校でも来年度のアビトゥアからは共通でドイツ語と数学はMUSTとなっています。

我が家の愚息共(特に長男)は、ドイツ語が得意ではなかったので、NRW州で本当に良かったと思った母でした。
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ダイネムター

Author:ダイネムター
がんばってんジィ(Gammbatten Sie)!の管理人、ダイネムター(Deine Mutter)です。ミュンヘンで昨年から大学生している長男とNRW州州都デュッセルドルフで大学生になったばかりの次男を持つ日本人母です。
これまでの経緯で気づいたドイツと日本の教育の違いや、お子さんをドイツ内外のドイツ学校に通わせていらっしゃる方々へ何か役に立てることがあれば書いていきたいと思っています。
他の州の情報にも興味がありますので、うちの州はこうだぞというようなコメントを頂ければ嬉しいです。

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