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ドイツにおける職業選択の自由

職業選択の自由はドイツの基本法にも謳われているのだが、これを盾に裁判を起こした人物がいる。

いくら職業選択が自由に出来るからと言っても、誰もが医者等になれるわけではない。

当然、向き不向きはある上、ドイツでも医者になるため、医学部に入学するのは大変である。

現状では希望者の5人に1人しか入学できず、他の学部や学科に入学してしまうと入学待ちと認められないため、多くは医療関係の職業訓練を受けたり、訓練後、その職につきながら、7年ほども待つことになる。

医学部の通常就学年数は6年。これを超える入学待ち期間は法に抵触するか否か。

ドイツには日本のように各大学での大学入学試験がないため、ギムナジウム等の高等部の最後の二年間で大学入学資格を取り、希望大学に応募するシステムになっているのだが、医学部、歯学部、獣医学部、薬学部等は各大学ではなく、センターに一括応募することになる。

大学入学資格試験(アビトゥア)の結果で上位の成績者から、希望する大学の席が埋まっていく。これで決定するのが入学者枠の20%で、残りのうち20%が入学待ちから取られ、残る60%が大学独自の選抜で決定する。

入学希望先は6校まで出せるが、希望者が多い大学であると、成績が最高点の1の上をいく、0,8であっても入学できないことさえあるという。

これまで私は、ドイツは日本と異なり、誰でも医者を希望し、辛抱強く待ちさえすれば、医学部にいけるという位の認識でいたのだが、日本のように毎年新たに試験を受けることができないため、試験の結果によっては長い間、待つだけになってしまうのだと、最近になり、このシステムに疑問を抱くようになった。

つまり思春期を引きずり、平均(例年、2,3前後)以下の成績で卒業してしまった場合、その後、悔やんでも取り返しがつかないというわけである。

日本であれば、必死に勉強して翌年、或いは翌々年とかに受験することも可能であるのに。

ところでこの裁判は、もともとゲルゼンキルヒェンの裁判所で医学部6年待ちの人物が起こした裁判なのだそうだが、紆余曲折を経て、アビトゥアの成績で入学可否を決めること、そのものが論争になり、センター、医学生、医師会、各州の関係者までを集めての争議へと発展した。

各関係者は概ね、アビトゥアの成績を考慮することでは一致しているものの、現行のように成績に偏ったものではなく、適正試験や面接、医療関係での職歴などに大きな比重を置くように改正していく必要性を認めているという。

実はこのニュースは10月の初めか、それ以前にテレビで報道されていたのだが、先程、ネットで検索したところ、最終判決は出ていないようである。

カールスルーエの裁判所が判決を下すらしいが、判決次第では今後に大きな影響がでると予想されるため、どうなるか見ものである。

Baby.png
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Author:ダイネムター
がんばってんジィ(Gammbatten Sie)!の管理人、ダイネムター(Deine Mutter)です。ミュンヘンで昨年から大学生している長男とNRW州州都デュッセルドルフで大学生になったばかりの次男を持つ日本人母です。
これまでの経緯で気づいたドイツと日本の教育の違いや、お子さんをドイツ内外のドイツ学校に通わせていらっしゃる方々へ何か役に立てることがあれば書いていきたいと思っています。
他の州の情報にも興味がありますので、うちの州はこうだぞというようなコメントを頂ければ嬉しいです。

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