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ドイツの若者が親と同居する理由

最近新聞で読んだ記事に、NRW州統計局の調査に拠れば、18歳から25歳の若者の約60%は親元で生活しており、これはドイツの平均的なものであるというのがあった。

ヨーロッパでホテルママの最高峰といえば、言うまでも無くイタリアで、未婚男性の70%が親と同居しているそうである。

ホテルママという表現は生活全般の面倒を見てもらえるという所から来ているものであり、物質的な理由から成人した若者が未だに親元にいることをいう。

大学等の学校に通っていたり、職業訓練中の若者は、自身の生活費を稼ぎ出せない為であると新聞には書かれていたが、私が個人的に知っている例では、就職している者でも親と同居している者は少なくない。

けれどもこれは何もドイツだけの事ではなく、私が25年以上前に日本で旅行代理店に勤務していた頃、部署でリーダーをしていた40過ぎの女性は、数歳下の弟と共に親元から通勤していたし、日本ではこれが当然のようになっている傾向にある。

さて話をドイツに戻すと、世代間の揉め事がなくなり、伴侶が出来て家を出て行くまでの間、親子がお互いに同居するのが簡単だという考えに行き着くから、そうなるともある。

心理学者で経験者は、親元に居座る動機の一部には、空の巣症候群に陥いりそうな親への心配もあるという。

最近の親が子離れできない原因には、子供の数が減少しているため、一人一人の子供への関心が一層増加していることもあるらしい。

しかしこれによって若者が社会が求める自立性や柔軟性がほとんど養われないままに年だけを重ねてしまうことにもなりかねない。

先の2015年の統計を更に詳しく説明すると、59%、18歳から25歳までの160万人中93万7千人の若者が親と同居しており、この数値は2005年の61,2%と比較すると、僅かながら減少していることがわかる。

性別による差は明らかで、この年齢の男性の64,9%が親と同居しているのに対し、女性では52,7%である。

この差は年齢が上がるに連れて開いてくる傾向にあり、18歳では94%の男性、93,1%の女性が同居しているが、25歳では約3分の1の男性、約5分の1の女性が同居となっている。

この現象は何も男性が親との関係が密だというわけではなく、別居の動機の多くに同棲があり、女性は男性よりも若くに同棲を始めるからだそうだ。

地域差に注目すれば、地方のこの年齢の若者のうち、約3分の4が同居しているのに対し、都市部ではその率が顕著に下回っている。

例えばアーヘンやミュンスター(いずれもNRW州の大学都市)では、それぞれ28%、27%の若者が同居しているのみである。

その理由としては、学業、職業訓練や就職などで自活せざるを得ない都市部への転居を余儀なくされることにある。

さて収入の面から見てみると、手取りが700ユーロ以下の若者の40,5%が同居しているのに対し、それ以上で手取りが多くなるに連れて、同居率は低下している。

例を挙げれば、1500ユーロ以上の手取りがある若者の場合、たった22,8%が同居していると同統計結果は示している。

つまり若者にしてみれば別居したいのはやまやまだが、それを可能にするだけの稼ぎがないということであろう。




今回も最後までお読み頂き有難うございました。やっと長男がミュンヘンに引っ越しました。荷造りも何もかも親任せで、最後の最後まで苦労しました。さて、これでブログを更新できると、記事を書いている最中、長男から電話があって、また一苦労。本当に一人で生活できるのでしょうか?

今回のテーマである別居ですが、私の実家(横浜)は大学を出たら即家を出てくれと言われていたため、就活の面接で寮を希望する旨を伝えたら、人事担当の人から目を丸くされました。結局、旅行代理店時代は添乗にも便利な場所に建つ、東京のワンルームの社員寮に月5千円(諸経費別、90年当時)で一人暮らししていました。学生時代も最初の2年間、父の勤務の都合で一人暮らしを余儀なくされ、電話もなければ、交通費(飛行機代)が高くて家にも帰れない状況でした。お陰で海外に生活して、何年も家に帰れなくても大丈夫な人になったわけですが、流石に親が80を越すと心配で、教育費に喘ぎながらも一時帰国を定期的にしています。

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ダイネムター

Author:ダイネムター
がんばってんジィ(Gammbatten Sie)!の管理人、ダイネムター(Deine Mutter)です。ミュンヘンで昨年から大学生している長男とNRW州州都デュッセルドルフで大学生になったばかりの次男を持つ日本人母です。
これまでの経緯で気づいたドイツと日本の教育の違いや、お子さんをドイツ内外のドイツ学校に通わせていらっしゃる方々へ何か役に立てることがあれば書いていきたいと思っています。
他の州の情報にも興味がありますので、うちの州はこうだぞというようなコメントを頂ければ嬉しいです。

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