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ドイツ版プロム

7月に入り、NRW州各地でギムナジウムの卒業式とドイツ版プロムというべき、アビバルが催されている。

長男のアビバルも昨日、学校から程遠くない貸しホールで開催された。

午後5時開場で、あいにくの小雨の中、タクシーで会場に乗り付けると、入り口で乗客を降ろす乗用車が一時停車をするため、それを待つ車が進入路だけでなく、一般車道まで渋滞していた。

入り口で入場券のチェックが行われ、それを通り抜けると、発泡酒やオレンジジュースの注がれたグラスが脇のテーブルに並べられていた。

その向かいのちょっとしたスペースには記念写真を撮影するためのブースが設けられ、メインホールの入り口に設置された大画面には会場内の座席表が映されていた。

入り口入った直ぐ左脇にはビュッフェの用意が始められており、右脇には飲み物を直接オーダーできるバー、卒業記念誌と飲み物用のチケットを売るコーナーが特設されていた。

メインホールの中央には小さなステージがあり、その前はダンスをするスペースが確保され、それを取り囲むようにテーブルが並んでいた。

ひとテーブルには12名ほどが着席できるようになっており、卓上には家族の名前と曲名が書かれていた。着いた席のネームカードを改めて見てみると、中等部までクラスで一緒だった家族であった。

暫くして音楽がかかるとほぼ同時に、入り口付近で拍手が沸き起こったため、目をやると、卒業生が男女組になり、会場に入場してきた。

全員入場したところでカメラのシャッターの嵐。

卒業生の司会役がステージに上がり、プログラムやビュッフェ等の案内があった。

プログラムの最初は学年担任の二人の女性教師がステージに呼ばれ、ステージ中央の大スクリーンに映しだされるクイズに挑戦するというものだった。

そのクイズの内容というのが、アビバル執行委員会が中心となって選考した、各カテゴリーに最適な生徒を当てるもので、ビール王(女)、パーティー王(女)、欠席常習王(女)等を画面の4人の名前から選択する。

高等部は各授業欠席の度に、後日学年担当から署名を貰わなければならないため、担当教師二人ともある程度把握していたが、二人の甲乙がつけがたく、二人挙げてもいいかと発言し、周りから笑いを買った。

これらの特別賞を受けた生徒はステージに呼ばれ、そこで受けた賞が書かれた、肩から斜め掛けする真紅の綬(リボン)を掛けられた。

その後、生徒の一部がペアで社交ダンス等を披露したり、指名された生徒3人と教師3人が各々チームとなり、計算、一般教養、その他、果てはカラオケまでを競い合った。

途中、卒業生が入学当時のクラスで呼ばれ、卒業できた生徒や出来なかったがパーティーに参加した元クラスメートがステージに上がった。

Abiball.png

長男がいた5aは転校した生徒や落第した生徒も3人ほど混ざっていたが、かなりの人数が卒業していた。

男子生徒はまだしも、女生徒は普段にも増して化粧しているため、中等部時代の面影を残している生徒が少なかった。

少ないと言えば、5cは入学時、定員上限の33名がいたはずだが、なんと12名しか卒業できなかったようである。

この後、暫くの休憩を挟んで、教師の特別賞が発表された。

該当する教師が一度にステージに呼ばれ、授業が面白かったで賞、板書がきれいだったで賞、コピーが下手で賞等々、教師側で誰が該当するかをその中から推測させ、決定したところで、生徒側が選考した受賞者の発表。

そしてこれらの賞以外に学年主任と校長、副校長に花束が贈られた後、卒業生一同が中央に集まり、「バイバイ」というリフレインの入る流行歌がかかる中、頭上から卒業生分の風船が落ちて、一次会の幕が閉じた。

ここで私達保護者の一部は午後11時を回ったこともあって退散したが、卒業生やその兄弟、後から来た同年代の友人なども加わり、明け方まで騒いでいたようだ。

近年、一大イベント化するアビバル*への批判の声も高くなっているが、子供達が主催運営したこのアビバルは、入場料一人15ユーロ、飲み物もごく普通か、むしろ安いくらいであり、内容的にもまずまずだった。

*新聞紙フランクフルターアルゲマイネによれば、ドイツのアビバルの半分近くは専門のイベントエージェント等に委託され、城や5つ星ホテルでディナー、DJ付になってきており、その入場料も一人頭55-70ユーロと高額になる一方だという。その背後には衣料産業を筆頭に様々な産業が絡んでおり、それらの年間の売り上げ高は8千万ユーロにも上るそうである。過去10年間にエージェントも約50以上も増加したそうだ。あるエージェントは、アビバル経費の一家庭の平均額は500ユーロ位だろうと話している。




我が家の場合、衣装代(スーツ、シャツ、ネクタイ、ポケットチーフ、ベルト、靴)に約600ユーロ、会場費補助に120ユーロ、入場券代3人分に45ユーロ、飲料代に35ユーロで、合計800ユーロ!ああ、散財したものです。まあ、リクルートセットを買い揃えたと思えば、少しは気が休まるというものでしょうか。

ところで卓上の名札に記入されていた曲ですが、途中で書かれている曲が流れた時に、ビュッフェに並ぶというシステムを取ったから、書かれていたのでした。誰が考えたのかは知りませんが、スマートなやり方だと思いました。

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ダイネムター

Author:ダイネムター
がんばってんジィ(Gammbatten Sie)!の管理人、ダイネムター(Deine Mutter)です。ミュンヘンで昨年から大学生している長男とNRW州州都デュッセルドルフで大学生になったばかりの次男を持つ日本人母です。
これまでの経緯で気づいたドイツと日本の教育の違いや、お子さんをドイツ内外のドイツ学校に通わせていらっしゃる方々へ何か役に立てることがあれば書いていきたいと思っています。
他の州の情報にも興味がありますので、うちの州はこうだぞというようなコメントを頂ければ嬉しいです。

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