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2017年アビトゥアでの不祥事

問題を読んで、どうしていいか全然考えが浮かばない。これはアビトゥアの数学受験者にとって悪夢である。

正にその状況に陥ったのはブランデンブルグの6千人の受験者の一部で、彼らは数学の試験で初めて自然対数関数に取り組まなければならなかったのである。

州の学校庁の調べでは、この学習単元は2014年以降の指導要綱に記載されているにも関わらず、137の高等部のうち、23の高等部で授業で取り扱っていなかったという。

この不祥事に対し、州では希望する生徒は再試験を受けられるように即時通告をだしたそうだ。

これは何もブランデンブルグ州だけのことではなく、実はこれと似たようなことが長男の学校でも起きていた。

長男は数学オリンピックの州大会に数回でたことがあるほど、数学は得意なのだが、アビトゥアの数学の試験で学校で学習したことのない内容(問題)が一問あったと話していた。

ところでアビトゥアの時期は生徒だけでなく、教師にとってもストレスが多い時期である。

なぜなら生徒に問題を渡す以前に、教師自身が問題を解かなければならないからである。

あろうことにかNRW州のボン近郊のギムナジウムでは、教師が問題を解いた際に記した補助線2本の入った用紙をコピーし、受験生に配布してしまったというのである。

その学校長の話では、それらの線は生徒を正答へと導くものではなかったとのことだが、この試験を受けた数学基礎コースの生徒は再度数学を受験するはめになってしまったそうである。

またまた長男の話になるが、数学能力コースの問題用紙配布の直前に、適正な問題用紙がコピーされていないことが発覚し、試験開始時間が約15分遅れとなったという。

さてアビトゥアの不祥事は何も数学だけではない。

例えばバーデン・ヴュルテンブルグ州のドイツ語の試験では、ショートショートが出題されたが、その作品の発表年が1960年ではなく、1949年と印刷されており、学校庁は事前に発表年の訂正を生徒に通達するように指示したが、ハイデルベルグとエストリンゲンの2校のギムナジウムはそれを忘れてしまい、希望する生徒に対しては再試が出来るようにしたらしい。

以上の不祥事の更に上を行く事件も、バーデン・ヴュルテンブルグ州で起きている。

なんと問題用紙が入った金庫がこじ開けられ、英語と数学の問題用紙が封印された封筒が開封されたという事件である。

今年からドイツにおけるアビトゥアは全国統一であるため、この事件は全州に即時通告され、それらの問題は使用不能となり、新しい問題用紙が準備されるに至った。

にもかかわらず、バーデン・ヴュルテンブルグ州の377校のうち、ザンドハウゼンにある学校の1校は英語の試験で生徒に古い問題用紙を渡してしまったのである。

州の文化庁のスポークスマンによれば、生徒は何もしていないし、罰を受ける必要もないため、余計な重荷を背負わせるべきではないとして、希望者だけに再試をさせることにしたそうだが、実際に受ける生徒などおそらくいないだろうという話である。

穿った見方をすれば、もしかすると文化庁の縁故者が金庫破りに関係しており、その子弟がザンドハウゼンのこの学校に通っていたのやもしれない。

NRW州でもそこまではいかなくとも、政界関係の子弟がギムナジウム入学のために公開抽選に参加をしなければならなくなった年、例外的に一クラスが増設されたことがある。

試験問題漏洩といえば、日本の話になるが、確かバイト先の塾で慶応の入試問題を解かされた慶応大学生が、たまたま入試当日、監督補助で入り、配布する問題を見て、事態を悟り、通報したという事件があった。

ともあれ、2017年のNRW州のアビトゥアは本日の追加口答試験終了をもって、過去のものとなった。

さて翌年の2018年は次男がアビトゥア最終試験を受けることになるのだが、受験生の親として今年度のような不祥事が起こらないことを願うばかりである。




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Author:ダイネムター
がんばってんジィ(Gammbatten Sie)!の管理人、ダイネムター(Deine Mutter)です。ミュンヘンで昨年から大学生している長男とNRW州州都デュッセルドルフで大学生になったばかりの次男を持つ日本人母です。
これまでの経緯で気づいたドイツと日本の教育の違いや、お子さんをドイツ内外のドイツ学校に通わせていらっしゃる方々へ何か役に立てることがあれば書いていきたいと思っています。
他の州の情報にも興味がありますので、うちの州はこうだぞというようなコメントを頂ければ嬉しいです。

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