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アビトゥアで高得点を取るには

ある読者の方から「アビで高得点を上げるのに必要な力」についての私の意見を聞きたいという要望があったので、最近のブログと近似のテーマであるが、これについて少々書いてみたいと思う。

その方も我が家と同じ年頃のお子さんを二人抱えておられるのだが、彼女は、高得点を取るには「(教師との)協調性と、生徒間の情報力」が必要である気がすると述べていた。

そもそもなぜアビトゥアで高得点が必要になるのだろうか。

言うまでもなく、多くの学部学科で足切りが存在するほか、都市単位での足切りがあったりするから、アビトゥアの得点は高ければ高いに越したことはないということに由来するわけである。

アビトゥアの最終試験受験資格期である11年生の次男は、8年生頃にテレビシリーズにはまり、フォレンシックを大学で勉強したいと言っていたのだが、調べてみると、そういうトレンディな学科は私大の学士過程くらいしかなく、国大では通常医学部修士課程かその先の最終的な専攻として法医学が存在する位であることが分かった。

そこで当時、どうしたらアビトゥアで高得点が取れるのかについて、ネット検索をしたり、フォーラムで質問したりしてみた。

一般的なお奨めは、将来の必修単位科目に関わらず、現在得意とする科目をフルに活用するというものであった。

一昔前であれば、体育、音楽、云々でアビトゥアを受けろということになるわけであるが、現在ではどの州でも、最低ドイツ語、数学、第一外国語から2教科は選択しなければならないようになっている。

私が未だに解せないのは、体育に音楽で医学部に行った学生は、如何にして大学の必修科目をクリアーしたのかということだ。

第一外国語、数学は能力コースでなくとも、基礎コースは高等部で必修となっているため、大きな問題は生じないであろうが、生物や化学を万が一履修していなかった場合、中等部の授業内容と大学の講義内容では雲泥の差があるからだ。

更に基礎コースと能力コースでも、かなり内容の深度や学習範囲が違う。これは長男が化学の能力コース、次男が化学の基礎コースを履修したために判明したものである。

ところでアビトゥアで0,8という驚異的な成績を収めても、希望する大学学部に行けない生徒がいるかと思えば、2,0近くでも行ける生徒もいるのも事実である。

なぜなら医学部、歯学部、獣医学部、薬学部など、ドイツ全体で希望者を一括して登録させ、振り分けるシステムの枠で希望大学学部学科に行く生徒には、確かにアビトゥアの得点が最重要となるが、これらの学部でも独自の募集枠があり、それには得点以外に必要なものが出てくる場合がある

有名なところでは、医学部希望者に対する適正テストで、この結果が上位10%とかであると、アビトゥアの成績が0,数パーセント上方修正されるというものである。

上記の学部以外にも、アビトゥアの成績での足切りを設けずに、独自の選抜方式や入学試験を実施しているところさえある。

中には志願動機書やエッセイを書かせたり、面接を行ったり、アメリカのように課外活動に注目する大学もある。

アビトゥアで高得点が必要なのは、大方希望する大学に入学するためなのであるから、逆に言えば、希望する大学を早くから絞り、その大学に入学するために有利なように教科選択をしたり、必要条件を整える方が重要なのではないだろうか。

日本でも私大を受験するには、早くから赤本を購入し、傾向と対策を練るわけで、日本のような入試のないドイツでも、それは必要なのではないだろうか。

さて本題である高得点を取る方法だが、私も読者の方とほぼ同意見で、教科担当との相性、生徒間の情報交換によるものが大きいと思う。

これにより、アビトゥアの成績の3分の2は押さえられるが、残りの3分の1は、最終試験にかかっているわけなので、地道に反復学習するしかない。

最終試験の成績発表の時、各生徒がそれまで口頭(教師との相性)で好成績を収めてきたのか、筆記(定期試験)で好成績を収めてきたのかが、明らかになる。

アビトゥアなどの統一試験は採点基準が詳細にわたり設定されているため、各教師の判断によるところが少ないうえ、最低2人の教師によって採点される。

よって、定期試験のように、担当教師の独断で得点を出すわけにはいかない。

さらに2人の教師の採点が大きく食い違う場合は、3人目の教師が更に採点するシステムになっている。

現に先週のアビトゥアの最終試験の結果発表で、口頭で稼いでいた生徒の中には痛い目をみた者も少なくなかったようだ。

やはり学問に王道はなしということであろうか。




あと2週間で卒業式です。女生徒の中には卒業式の後のアビバルと呼ばれる卒業パーティーに着るためのドレスを、小学生のラ
ンドセルのように半年以上も前に購入している人もいるようですが、我が家の長男は今週になって漸くスーツを見に行きました。
即決できずに、翌日取り置きしてもらったお店に行く直前に、いきなりペアを組む女生徒のドレスがエメラルドグリーンであることが発覚。かくして振り出しに戻ったのでした。

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ダイネムター

Author:ダイネムター
がんばってんジィ(Gammbatten Sie)!の管理人、ダイネムター(Deine Mutter)です。
ミュンヘン工科大2年生の長男とデュッセルドルフのハインリッヒ・ハイネ大学生物化学専攻1年生の次男を持つ日本人母(日本の教免取得者)です。

保護者代表でギムナジウムの数学教科会議に参加したり、学年保護者集会ではニーダーライン企業主連盟協賛の化学アカデミーの紹介をするなど、小学校からギムナジウムまで子供達の教育に積極的に取り組んできました。

その経験を活かして、デュッセルドルフや近郊にお住まいの方を対象に、サポートサービスを提供いたします。お子さんの勉強、学校の関係でお悩みの方、まずはメールにてご相談ください。

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