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アビトゥア最終試験と追加口頭試験

初めにアビトゥアについて簡単なおさらいをしてみたい。

アビトゥア、イコール最終筆記試験だと思われている方も少なくないと思われるが、アビトゥアの最終成績はこの試験の結果だけではなく、この試験を受けるための資格を取る、高等部最後の2年間の資格取得期の成績との総合成績となる。

900点満点中の300点が最終試験に、600点が資格期の成績に由来する。

また最終試験は州によって多少異なるものの、大概ドイツ語、数学、第一外国語から最低2教科、理科・社会から各1教科(数学選択者は社会から2教科、或いは第二外国語、美術、音楽から1教科選択可)となっており、合計4、5教科の内1教科は口頭試験(プレゼンテーション等を含む事もある)のみとなっている。

最終試験の成績だけでなく、資格期の成績は10年生までと異なり、15段評価となっている。5点未満(4-以下)は資格期全期を通じて7つ(内能力コース3つ)までが許容範囲で、それ以上になると資格取得不能となる。

15.png

因みにNRW州の最終試験は4教科(内2教科が能力コース、2教科が基礎コース)で、各教科の成績はコースの種類に関わらず、5倍で計算される。

例えばフランス語が6点(4+)であったとすると、30点で総合点に算入される。

合格に必要な条件は、4教科の内の少なくとも2教科が25点以上であり、少なくとも能力コースの1教科が25点以上であるうえで、合計得点が100点以上であることである。

上記の条件を満たさない生徒の大半は、筆記教科である3教科の追加口頭試験を受けることになる。その場合の試験教科の順番は生徒が自由に選択できようになっている。

追加口頭試験は、条件を満たしている生徒でも、受けなければならないことがある。それは資格期の成績の平均点と筆記試験の点に4点以上の差がある場合である。

例えばフランス語の資格期の平均点が10,25点であったのに、筆記試験が6点。逆もまた然りである。

この追加口頭試験の得点と筆記試験の得点は1対2の比で合算され、それを3で割った物が最終得点となる。

例えば筆記試験が6点で、口頭が12点であると、最終得点は8点。

ところでアビトゥアの最終成績は1,0(総合点823点から満点900点)から4,0(300点)までで記載されることになる。

よって追加口頭試験を受けることにより、アビトゥアの最終成績の平均を上方修正することも不可能ではないので、筆記試験で不本意な点を取った生徒のなかには、自主的に試験を受ける者も例年でてくる。

最後に資格取得期の(自主)留年システムについて説明したい。

追加口頭試験を受けても不合格であった場合、普通は資格取得期2年目前期に戻るのだが、 次の学年に能力コースが成立していないような場合、1年目前期に戻ることになるのかどうかは確認していないため定かではない(無論、重複した期の昔の成績は全て無効となる)。

例えば私の子供達が通うギムナジウムでは、2016/17年度は化学の能力コースがあったが、17/18年度は成立せず、代わりに物理の能力コースが成立している。もし化学のコースの生徒が不合格になった場合、どうなるのであろうか。

最終試験を受ける資格が取れなかった時も同様である。

また資格が取れそうであっても、かなり得点が低く、最終試験に合格する自信も無い場合、資格取得証受領前に、辞退することも可能である(未受験自主留年)。受領後に試験放棄をすると、受験不合格扱いとなる。

補足すれば、資格取得期1年目の終わりに、能力コースに問題ありとされる生徒に対しては、留年してコース変更をするよう勧告がでる。それ以外に学力不振の生徒には2年目前期修了時に留年を勧めることがある。

成績を上げる目的での自主的な留年は規則上、認められていないが、学年会議で認可されれば可能である。

いずれにしても、資格期は上限が4年であり、最終試験受験は上限が2回となっている。

abi3.png




今週の火曜日に長男は英語の口頭試験を受け、直後に口頭試験の成績発表がありました。口頭試験に関しては、市販されている参考書とかにも資料が乏しく、どうなることかと冷や冷やしましたが、14点と好成績を収めることが出来ました。
今回も最後までお読み頂き有難うございました。ランキングは励みになりますので、もしよければ下のドイツ情報のバナーをクリックしてくださると嬉しいです。

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ダイネムター

Author:ダイネムター
がんばってんジィ(Gammbatten Sie)!の管理人、ダイネムター(Deine Mutter)です。ミュンヘンで昨年から大学生している長男とNRW州州都デュッセルドルフで大学生になったばかりの次男を持つ日本人母です。
これまでの経緯で気づいたドイツと日本の教育の違いや、お子さんをドイツ内外のドイツ学校に通わせていらっしゃる方々へ何か役に立てることがあれば書いていきたいと思っています。
他の州の情報にも興味がありますので、うちの州はこうだぞというようなコメントを頂ければ嬉しいです。

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