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ギムナジウムに必要な(学)力って何だろう?

あと10日ほどで長男のアビトゥア最後の試験である口答試験がある。

親の言う事をある程度聞く、もしくは親がまだ権威を振りかざしていられる時分は、長男も次男も試験前はそれなりに勉強していたが、今では試験前でさえ、毎日数時間はPCでゲームをしていたり、夜遅くまで外出していたりという状態である。

日本の詰め込み教育、4当5落が当然のように言われていた時代に育った私には、開いた口が塞がらないのだが、それでも長男は多分、アビトゥアは合格できるだろうし、次男も現状をアビトゥアの最終試験まで維持できるのであれば、志望大学志望学科にも入学できるやもしれない。

そこでギムナジウムに必要な能力というものを改めて考察してみた。

子供達が小学校から上級学校へあがる前の時期、小学校で上級学校の選択についての説明会が催されたが、それによれば、ギムナジウムに行くには
(1) ドイツ語、数学に問題がないこと
(2) 積極的であること
などが重要項目として挙げられていた。

当時のNRW州は小学校からの推薦状が絶対的であり、これに異議を唱える保護者の生徒には、試験登校日が設定され、上級学校の教員、教育庁から派遣された職員などが参観するなか、試験のようなものが行われていたようである。

話によれば、このシステムはバイエルン州などを手本にしたものであったらしい。

さて本題のギムナジウムに必要な能力に先述の2点は該当するかといえば、答えはいうまでも無くイエスである。

日本でも国語の成績が上がれば、他教科も上がると言われるが、ドイツの学校教育におけるドイツ語のウエイトというものは日本の比ではない。

なぜならドイツの学校の試験の大半が論述形式だからである。数学でさえ、日常に即した文章題が好まれ、グラフや数式の意味するところを記述せよというような設問もある。

外国語はラテン語を除き、ドイツ語で習う様々な書式の知識が不可欠となる。ラテン語もドイツ語で習う文法知識が身についていなければ理解不可能である。

社会や理科などの副教科についても、中等部あたりまでは名称を書かせたり、穴埋め、選択問題などが多いが、高等部になると、主要教科同様、論述形式となる。

要するにドイツ語が不得手であれば、全ての教科に影響が出てしまう。

方や数学はドイツ語と同じく確かに最終学年まで筆記試験を受けなければならない教科ではあるが、数学ができないがために苦労する教科というのは、せいぜい物理くらいであり、化学や生物での計算にはさほどの問題はでないように思われる。

現に数学の筆記試験がまるでわからず、「先生、馬鹿でごめんなさい」と答案に書き、提出した生徒でも、アビトゥアの受験資格を取得するに至っている。

そういう事実もあるせいか、小学校でもギムナジウム進学にドイツ語は最低2(ドイツでは1が最高)が必要であると言われていたが、数学は最低3ということだった。

次に積極性であるが、中等部までは教師の方から生徒を指名するなど、引っ込み思案な生徒も平常点をもらえるが、高等部では生徒が挙手発表をしない限り、平常点にはならない。

ついでに言えば、積極性のみならず、いかに要領よく、他の生徒の意見発表に、それに対する教師の反応やコメントをすり合わせたものを脚色するなりして、自分の言葉にして発表できるかがものをいう。

通常クラスやコースにこういう技術に長けた生徒が一人や二人は存在するので、参考にするといいらしい。けれども、これをやり過ぎるとクラスやコースの仲間からシカトされる恐れがあるが。

あと補足すれば、仲間外れにされないだけの社交性が必要であろうか。

因みに高等部にはクラスが存在しないため、同じ教科を取る生徒と懇意になっておく必要がある。

高等部では、選択教科の試験を受けている間、通常授業が行われるため、場合によっては1ヶ月ほどある試験期間に数時間も授業を受けられないことがあり、授業内容や宿題などを教えてくれる仲間がいると助かるからである。

幸い、長男、次男ともギムナジウムは卒業できそうであるが、この先の大学で必要な力というものを、是非二人に今後語ってもらいたいのである。

kashiwa.png
今年とうとう柏の木を入手しました。早く大きくなって柏餅の葉っぱになって!


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アビで高得点を取るのに必要な力

こんにちは。いよいよアビも口頭を残すのみですね。ドイツの受験は本当に日本人にとって驚きの連続です。息子たちを見ていて、私が感じる「アビで高得点を上げるのに必要な力」とは、我が家の場合、(教師との)協調性と、生徒間の情報力、である気がします。
11年生の次男は、とても反抗的で、教師にも面と向かって反論していくタイプ。しかも怠け者で、テストは準備は全くせずその場で考える、という態度だったのですが、さすがに11年生の前期で、成績はがた落ちで、やっとこさ、準備の必要性を痛感したわけですが、最初は準備の方向性が間違っていたため、努力の割には成績は上がらず。そこでやっと、教師とコミュニケーションをとり、教師の意向に従う(出題の意向に従う)準備の仕方を模索するに至ったわけです。
日本ですと、「教師や出題者の意向に従った準備、学習」というのは、参考書や問題集などで、無意識に小学校いや、幼稚園時代から慣れており、勉強イコール傾向と対策のようになっているわけですが、自由奔放なドイツの学校システムで、野生児のような次男が「傾向と対策」のようなことをし始めたのは、親としては驚異で、むろん、生徒に相談された教師は大喜び、関係も改善、成績向上、と、「ああ、こうやって、結局教師の意向に飼いならされていくのだね」と実感しました。
「情報力」は、やはり、教師によって、評価のつけ方が辛く、絶対に1をつけない先生とかもいるので、生徒間、先輩との情報力を駆使して、科目選択の段階で、茨の道に行かないようにするためです。(これは大学にも言えるようですが。)
がんばってじいさんの意見もお聞かせいただけると嬉しいです。

アビで高得点を取るのに必要な力

ララ様、

コメント有難うございます。

我が家の長男は化学、数学のライストゥング、地理のグルンド、英語の口頭でアビを受けました。ララ様のご長男はどの教科で受験されたのでしょうか。因みにアビを来年に控える次男は数学、生物、地理、英語です。

アビで高得点を取るのに必要な力というのは、まさにギムナジウムに必要な(学)力だと思いますが、アビで0,8を取っても希望の大学学科に行けなかった生徒がいるかと思えば、2,0近くでも医学部に行ける生徒もいるわけで、単に高得点を取るよりも、志望大学に適応した点の取り方を考える必要があるのではないかと考えています。

そういう点も考慮したうえで、アビで高得点をとることについてをテーマにして、ブログを書いてみたいと思います。乞うご期待?



No title

ダイムネター様

0.8でも希望学部に入れない人もいるのですね。なかなか厳しいですね。
我が家の長男は、LKは数学と英語で、あとは宗教(プロテスタント)筆記と哲学の口頭です。宗教はそもそもアビ筆記でとる人が、うちの学校では息子一人なので(他の人は口頭科目でとっている)、真剣勝負で熱心に授業を聞いている人が息子一人だけで、先生は、たった一人の筆記受験者の存在に大喜び、手取り足取り指導、という状況でした。

ちなみに来年アビの次男はLKは数学、物理、これにドイツ語筆記と哲学口頭です。

アビの高得点を取るのに必要な力、興味深いテーマですよね。これからもブログ楽しみにしています。





プロフィール

ダイネムター

Author:ダイネムター
がんばってんジィ(Gammbatten Sie)!の管理人、ダイネムター(Deine Mutter)です。ミュンヘンで昨年から大学生している長男とNRW州州都デュッセルドルフで大学生になったばかりの次男を持つ日本人母です。
これまでの経緯で気づいたドイツと日本の教育の違いや、お子さんをドイツ内外のドイツ学校に通わせていらっしゃる方々へ何か役に立てることがあれば書いていきたいと思っています。
他の州の情報にも興味がありますので、うちの州はこうだぞというようなコメントを頂ければ嬉しいです。

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