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アビトゥアを取る意義

私のドイツ人伴侶は化学技師だが、時々勤務先の部署の採用のための面接に立ち会うことがある。

最近、面接にやってきたドイツ青年の話をしてくれたのだが、この青年の経歴がいやはや何ともである。

一応ギムナジウムを卒業しているのだが、卒業後すぐに地元の専門大学に進んだものの、9期4年半経っても学士も取ることができず(通常は3年程度)、中退した後、3年間の化学研究室職員という職業訓練を修了している。

現在既に27歳だという。恐らく、ギムナジウムでも留年していると見られる。

因みに、先の化学研究室職員という職業訓練の応募資格は、中等部(10年生)卒業であり、通常の卒業生は16歳であるため、訓練修了時は19歳となる。

この時点で専門大学へ進学を考えるのであれば、1年間、ベルーフスコレーグ等で専用のコースを取ることも可能である。

近頃は、何が何でもギムナジウム、アビトゥアを取ったのならば進学というのが主流になってきているが、それは果たして有意義なのだろうか。

確かにアビトゥアを取得すれば、職業訓練先を見つけやすいことは間違いない。友人の子供が総合学校の10年生だった頃、見学に行った会社で、その会社の案内人が主幹学校課程修了者は採用外だと話していたのを聞いたという実話からしても、実科学校の卒業資格であるミットレレ・ライフェの上であるアビトゥアがあるにこしたことはない。

ただアビトゥアでドイツ語、数学に4がつくのには問題がある。

なぜなら最近目にしたドイツの大手のスーパーであるアルディの職業訓練生募集条件に、最終年の成績はドイツ語と数学の成績は3以上とあったからだ。

加えてアビトゥアを無事取得できたとしても、最近の平均である2,4を大きく下回る場合、進学先の選択肢もかなり狭い。

無論、数年待てば、希望学部に進学することも可能であるのだが。

けれども苦労してアビトゥアを取り、何年も待って何らかの大学に入っても、卒業できる保証はどこにもない。

まあ近頃のアビトゥアの成績は水物で、平常点が幅を利かせているため、筆記試験がメインの大学では、アビトゥアの成績が良かった生徒でも生き残れるとは限らないが。

何のために大学に進学するのか、何のためにアビトゥアを取得するのか、親子共に早い時点で熟考することが必要である。



歯根が腫れて、先週手術を受け、本日抜糸に行ったのですが、年のせいか傷口が塞がっていず、出直しになってしまいました。そんなこんなで長らく記事を書けずにおりました。
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Author:ダイネムター
がんばってんジィ(Gammbatten Sie)!の管理人、ダイネムター(Deine Mutter)です。ミュンヘンで昨年から大学生している長男とNRW州州都デュッセルドルフで大学生になったばかりの次男を持つ日本人母です。
これまでの経緯で気づいたドイツと日本の教育の違いや、お子さんをドイツ内外のドイツ学校に通わせていらっしゃる方々へ何か役に立てることがあれば書いていきたいと思っています。
他の州の情報にも興味がありますので、うちの州はこうだぞというようなコメントを頂ければ嬉しいです。

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