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ドイツの補習塾の実態

ドイツで補習塾といえば、長年、中間成績や前期の成績で4や5(注 ドイツでは1が最高)がついた生徒が行く所だったが、近年では補習塾に通う生徒の3分の1は成績向上が目的である。

小学校で塾に通ったり、家庭教師をつける生徒は僅か5%に過ぎないが、ギムナジウムともなると、5人に1人がそれに該当するという。

気になる塾や家庭教師の効果については、ドイツでもいくつかの調査研究がなされているが、成果は明らかではなく、非常にバラつきがあるという結果がでている。

一例を挙げると、長男の学年に1年間ほど補習塾に通った生徒がいるそうだが、成果はほとんどなかったと本人は話しているらしい。

補習塾の大手といえば、SchülerhilfeやStudien Kreisなどが挙げられるが、ドイツの塾は日本の塾の一対多の学校の授業形式ではなく、一人の教師が三人から七人くらいまでの生徒を見るというもので、授業時間は通常45分が休みを挟まず2回続けておこなわれる。

ドイツの補習塾に行く生徒の約6割が数学、約4割が外国語、約3割がドイツ語を履修している。従って高等部から重要となってくる副教科の補習というのは、塾では難しい。

因みに近所にある塾に、生物の補習を訊いたところ、4つのうち、ただ一つが可能であるということだった。

そこで無料のお試しをしようとそこのホームページをまず見たのだが、最初に書類を書き込み、契約をしてから、お試しができるようなことが書いてあった。

不思議に思い、電話をしたところ、やはり同じような運びを説明するため、それでは無料とは言えないのではないかと単刀直入に話したところ、たまたまその支店の経営者が、私の子供達が通うギムナジウムの、しかも次男と同じ数学コースを取る生徒の母親だったこともあり、事実上無料のお試しをする運びとなった。

さてその90分の授業だが、講師は地元の単科大学の生物テクノロジー科の学士修得前の学生で、その日は3人の生徒を指導していた。

話では生物の補習であるはずだったが、1人は数学をしていたらしい。もう一人は生物の基本的なことが理解できないようで、講師が簡単な例えを使って説明していたそうだ。

要は講師が他の誰かに説明をしている間、その他の生徒は与えられた課題などに取り組むことになるわけである。

よって、90分のうち、一人30分も指導してもらえないことになるのだが、この30分弱にかかる料金は約32ユーロである。

その内訳は、一週間に90分授業コースを最短の半年契約すると、月々119ユーロで、これに入会金45ユーロが加算される。

ここで注意したいのは、ドイツでも通常契約にはクリーングオフ制度が存在するのだが、補習塾関係ではないところも多く、一旦サインしてしまうと、契約期間終了まで途中解約が出来ない。

また最短6ヶ月コースであれば、終了の3ヶ月前までに解約を他州にある中央事務局に届けなければ、更に自動延長となってしまう。

夏休みとクリスマス休暇を除いては、休暇期間でも補習があるが、事情があって休む場合、年間4回だけが振り替えが可能となっている。

ところでこの補習塾チェーンの顧客評価を調べてみた所、成人などを対象とする語学コースについての評価は散々であったものの、生徒対象の補習コースは悪くはなかった。

けれども18歳になったばかりの子供が一人で無料お試しに出かけ、手続き通りにお試し前にサインしてしまい、消費者センターや弁護士に相談したがどうにもならず、一定期間通うはめになってしまった件がのっていた。

結論からいえば、補習塾に投資するくらいならば、やはり家庭教師を捜した方がよいようである。しかしどうやって教師を捜すか、大きな問題として残るのだが。



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ダイネムター

Author:ダイネムター
がんばってんジィ(Gammbatten Sie)!の管理人、ダイネムター(Deine Mutter)です。
ミュンヘン工科大2年生の長男とデュッセルドルフのハインリッヒ・ハイネ大学生物化学専攻1年生の次男を持つ日本人母(日本の教免取得者)です。

保護者代表でギムナジウムの数学教科会議に参加したり、学年保護者集会ではニーダーライン企業主連盟協賛の化学アカデミーの紹介をするなど、小学校からギムナジウムまで子供達の教育に積極的に取り組んできました。

その経験を活かして、デュッセルドルフや近郊にお住まいの方を対象に、サポートサービスを提供いたします。お子さんの勉強、学校の関係でお悩みの方、まずはメールにてご相談ください。

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