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ドイツの教授9千500人に訊きました

NRW州の大手の新聞が『学生が出来なければならないこと』というタイトルで、ドイツの大学教授が32学科の学生に望む能力、素質などを掲載していた。無論、全学科についての詳細が書かれていたわけではなく、その全容と学生に人気があるようないくつかの学科について簡単に書かれていただけのものである。

それによると、学科に関わらず、共通していえることは、抽象的、論理的、分析的思考力、自主的かつ自律的な学習ができること、即時に物事に深く取り組める心構えだそうである。

例えば生物学を学ぶ学生には自然科学に親しみがあり、自然と環境に関心があることがまず第一であり、研究と学術に興味があり、学術の基礎がなければならないとある。

加えて自主学習をする気構えと自己管理も必要となる。更に自然科学の研究論文はほとんどの場合、英語で書かれるため、英語の知識も不可欠であると続く。

別の例として教授陣が数学を学ぶ学生に望むことを挙げれば、数学、自然科学、技術への親近感、数学を勉強するに相応しい前知識、空間的構造の把握力、抽象的、論理的、分析的思考力に、自主学習に取り組む気構えとされている。

話は少々変わるが、今週地元のニーダー・ライン大学でギムナジウムや総合学校の高等部の生徒のためのお試し聴講が行われる。

この大学はドイツの大学課程を学士と修士にはっきりと線引きし、学生の大学間の転校や国外からの学生の転校を容易にしたボローニャ改革後、修士課程を開設し、専門大学から大学に名称を変更した学校なのだが、このような大学では博士課程がない。博士課程に進む場合は、提携している古くからある大学で博士号を取ることになる。

また、専門大学や前出の大学などは、依然として実際の生産などにおける応用技術を中心としており、理論に偏る古い大学とはいまだに履修内容が異なっている。

加えてこのタイプの大学は各セメスターの履修教科がほぼ決められており、日本の大学同様のドイツの古い大学のように、生徒が自身で単位修得を考えて履修プランを組むのとは異なっている。

例によって前置きが長くなったが、ニーダー・ライン大学には長男が希望する科学技術コースがあるため、今週2日間ほど大学に足を運ぶ予定となっている。

驚いたことに、講義はギムナジウムと同じで朝8時に第一講義が始まり、最終は午後5時くらいに終わる。

最近、ドイツの大学ではセメスターが始まる前に、準備講座を開設していることが多い。

一昔前は、語学系や宗教系の学科にいく生徒で、ラテン語を修得していなかった生徒を対象に数週間にわたるラテン語集中講座を開設するくらいで、他の教科の講座はなかったのだが、近頃では数学や物理、化学などの理系教科の開設が目立ってきている。それだけ学力差のある学生が入学してくるということなのだろうか。

先のニーダー・ライン大学でもホームページで準備講座の案内がでており、ご親切なことに準備講座を取る必要があるかどうかを自身で確認できるように、数学の問題まで出ていた。

この数学の問題をみると、明らかに問題の内容が高等部の理系数学(数学能力コース)とは異なっていることが分かる。

つまり化学技術履修に必要な、大学教授が望む数学力が提示されているわけである。

これはなにも、この大学には限らないため、子供の希望する大学のホームページを調べてみるとよいと思う。




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Author:ダイネムター
がんばってんジィ(Gammbatten Sie)!の管理人、ダイネムター(Deine Mutter)です。ミュンヘンで昨年から大学生している長男とNRW州州都デュッセルドルフで大学生になったばかりの次男を持つ日本人母です。
これまでの経緯で気づいたドイツと日本の教育の違いや、お子さんをドイツ内外のドイツ学校に通わせていらっしゃる方々へ何か役に立てることがあれば書いていきたいと思っています。
他の州の情報にも興味がありますので、うちの州はこうだぞというようなコメントを頂ければ嬉しいです。

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